技術紹介
“割断;スクライブ&ブレーク(S&B)”は、ガラス・セラミックス・半導体などの材料を効率よく切断する方法です。
材料のもつ、硬くて脆いという特性を活かし、亀裂進展を利用して加工するため従来の加工技術とは異なる品質が得られます。
これまでの加工に課題をお持ちの方、品質を変えたい方、ぜひ一度お問い合わせください。
スクライブ&ブレーク加工フロー
スクライブ&ブレーク実演加工
スクライブ加工原理
ブレーク加工原理
スクライブ&ブレーク加工
直径2mmの工具に荷重をかけることで基板材料に亀裂を進展させる加工(削り取らない加工)
<<加工写真(アルミナ メタライズ基板)>>
<<表面>>
カーフロスなし
<<裏面>>
メタルバリなし
チッピングなし
<<スクライブラインの一例>>
ダイシング加工
砥石(ブレード)を高速回転させることで基板材料を削り取る加工
カーフロスあり
メタルバリあり(高さ約5um)
チッピングあり
2009年 砥粒加工学会誌-論文-
「ブレークレスホイールによるスクライビングに関する研究」
2016年 砥粒加工学会誌-特集-
「ガラス切断用工具におけるダイヤモンド材料の進歩」
2017年 International Journal of Applied Glass Science
「Direct observation of crack propagation in a liquid crystal display glass substrate during wheel scribing」
2018年 砥粒加工学会誌-特集-
「総論-ディスプレイ用基板の変遷と加工技術の進歩-」
2018年 砥粒加工学会誌-論文-
「スクライブによる硬脆材料の亀裂伸展挙動」